地球上から月を観察すると、月の大きさが変わっているように見える事がある。空高くに位置する場合と地平線または水平線近くに位置する場合とは、明らかに大きさに変化があり、前者の場合は小さく見え、後者の場合は大きく見える。
この現象については現在のところ具体的に解明されてはいないが、主に人間の目の錯覚によるものと言われている。
心理学的な観点では地平線上には地球の台地(または海)という大きな物体が存在し、さらに木や建物、山などの物体も存在する、これらと月が同じ視野に入って見える場合、人間は無意識的にこれらの物体と月を比較し、月を大きく見ているというものである。
逆に空高くに位置する場合は、比較となる対象物が存在しないために、小さく(実質的な目視上のサイズとして)見えるのである。心理学者の苧阪良二は、人間が天空を扁平なものとして捉えているためであると主張している。